ストレスによるお漏らし・おねしょ | 心因性の尿漏れの原因と治療法

ストレスによるお漏らし・おねしょ | 心因性の尿漏れの原因と治療法

ストレスによるお漏らし・おねしょ | 心因性の尿漏れの原因と治療法

「急に我慢できないような強い尿意を感じてトイレに駆け込んだものの、間に合わずお漏らししてしまった。」

「朝気がつくと布団がぐっしょりと濡れていて、おねしょをしたことに気付き、ショックを受けた。」

このような経験はありませんか?

物心ついた時から自然にコントロールしてきたおしっこが、自分の意思に反して勝手に出てしまうのが尿漏れ(尿失禁)おねしょ(夜尿症)です。

お漏らし・おねしょは子供や高齢者のものだけではなく、若者でも悩んでいる人が大勢います。しかし、なかなか周りに相談できずに一人で悩んでしまうことが多いため、あまり表面には出てきません。

尿漏れは、泌尿器系やその他の疾患が関わっていることもありますが、身体的な異常がみられない心因性の場合もあります。今回は、そんなストレス等による心因性の尿漏れの原因と治療法についてまとめます。

ストレスによる自律神経失調症

心因性の尿漏れ・おねしょの原因は、ストレスによる自律神経失調症が多いといわれています。

ストレスによる自律神経失調症とお漏らし・おねしょ

「自律神経」とは、私たちが意識しなくても常に身体の各器官の機能を調節するために働いている神経で、昼間活発に働く“交感神経”と、安静時や就寝中に働く“副交感神経”があります。強いストレスがかかると、この自律神経のバランスが乱れるため、膀胱が過剰に収縮して頻尿の症状が出ることがあります。

さらに、“過活動膀胱”といって突然我慢できないような強い尿意切迫感に襲われる症状もあります。過活動膀胱になると、トイレに間に合わずお漏らしをしてしまうことも起こります(切迫性尿失禁)。

また、強いストレスがかかっていると就寝中にも交感神経が活発に働くため、就寝中に排尿を抑える抗利尿ホルモンが分泌されず、夜中何度もトイレに起きる夜間頻尿になります。疲労で起きられない場合などには、おねしょをしてしまうこともあります。大人のおねしょは泥酔が原因のものが多いですが、このような自律神経失調症が原因のものも多くみられます。

自律神経失調症の治療

自律神経失調症が原因で起こる心因性の尿漏れ・おねしょを改善には、その根本的な原因を解消する必要があります。まずは、心療内科を受診して自律神経失調症の治療を行いましょう。

自律神経失調症は、原因も症状も多岐にわたる疾患ですので、治療法もさまざまです。まず、カウンセリングを受けて原因をはっきりさせることが大切です。多くの場合、その原因は、ストレスの元になっている「環境」にあります。その環境から離れることができれば最善ですが、それが難しいために我慢した結果、自律神経失調症になっているケースがほとんどです。したがって、自分がその環境の中でいかに関わり方を変えていけるかが課題となります。

ストレスによるお漏らし・おねしょの治療法

また、日頃のストレス解消や、生活習慣の見直しも重要です。適度な運動を行ったり、アロマを焚いたぬるめのお風呂でゆっくり半身浴をするなど、自分なりのリラックスタイムを設けることが効果的です。食事バランスの改善や、規則正しい生活習慣を心がけ、自律神経を整えていくようにしましょう。

お漏らし・おねしょの症状が気になる場合には、自律神経失調症の治療と同時に、必要に応じて尿漏れパッドおねしょシーツなどで対策をすると良いでしょう。

まとめ

今回は、ストレスによる心因性のお漏らし・おねしょについてご紹介しました。

仕事や人間関係などで強いストレスにさらされることは、誰にでも起こり得ます。もし心因性の尿漏れやおねしょの症状が起こっても、正しく治療を行えば多くの場合改善できますので、まずは心療内科を受診することをお勧めします。