妊娠中や産後の尿漏れ・おねしょ対策 | 骨盤底筋体操での改善方法

妊娠中や産後の尿漏れ・おねしょ対策 | 骨盤底筋体操での改善方法

妊娠中や産後の尿漏れ・おねしょ対策 | 骨盤底筋体操での改善方法

出産をする際は、約10ヶ月の妊娠期間の後、母胎の中で大きく育った胎児が産道を通って産まれてきます。妊娠中、子宮や泌尿器を支える骨盤底筋は出産に備えて緩くなっているものの、大きな赤ちゃんの頭が通る際にはダメージを受けざるをえません。

今回は、そうした負担が原因で起こる産後の尿漏れやおねしょの対策と改善方法についてまとめます。

産後の肥立ちと排尿トラブル

出産後から、女性の体は出産前の状態に少しずつ戻ろうとします。その期間は「産褥期」といい、昔は「産後の肥立ち」といわれていました。子宮が元の大きさに戻るのには、産後6〜8週間ほどの時間がかかります。また、出産で緩んだ骨盤が元に戻るのには通常3〜4ヶ月かかります。

出産のダメージを回復させながら赤ちゃんの世話もしなければならないため、出産後の1ヶ月は赤ちゃんの世話以外は出来るだけ栄養と休養を取るようにすることが大切です。昔は栄養状態が良くなかったために、この時期を乗り切ることが出来ずに亡くなる女性も多くありました。

妊娠中や産後の尿漏れ・おねしょ対策


産後、すぐに正常な排尿が出来る人も多いのですが、子宮や骨盤が元に戻るまでの間は、頻尿、尿漏れ、おねしょなどの排尿トラブルが起きやすくなります。その程度はさまざまで、「咳やくしゃみをしてお腹に力が入った時に少量の尿が漏れる」というものが最も多く、水分を多く摂った時などは漏れやすくなります。特に、子宮が元に戻っていない時期は膀胱が圧迫されているため、尿漏れしやすくなります。

産後3〜4ヶ月までは、まだ骨盤の緩みが元に戻っていないことに加えて、新生児の育児ストレスや授乳による睡眠不足が重なり、おねしょをしてしまうこともあります。ほとんどが一過性のものですので心配ありませんが、おねしょの改善方法として就寝前には水分を摂りすぎないよう気をつけましょう。

骨盤底筋体操

骨盤底筋」とは、ハンモックのように泌尿器や生殖器を安定させている骨盤周辺の筋肉群を指します。骨盤底筋には、尿道を閉めたり緩めたりして排尿をコントロールする役割もあります。

妊娠、出産を通じて女性が排尿トラブルに見舞われる最大の原因は、骨盤底筋の緩みです。普段あまり意識することの少ない筋肉ですが、この骨盤底筋を鍛える対策で、頻尿、尿漏れ、おねしょといった排尿トラブルを防ぐことが可能です。

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骨盤底筋を鍛えるには、肛門と膣を意識的に閉めたり緩めたりする「骨盤底筋体操」が一般的です。できれば、妊娠中から行いましょう。いま流行のマタニティビクスには骨盤底筋体操が組み込まれているものも多く、おすすめです。骨盤底筋を鍛えていれば絶対に排尿トラブルが起きないということではありませんが、多くの場合は改善がみられます。

一般に、女性は尿道が短いため、お腹に力が入ったときにチョロっと漏れてしまう腹圧性失禁が起こりやすいものです。骨盤底筋体操を習慣的に行っていれば、妊娠中や産後の尿漏れを防ぐだけではなく、更年期以降の尿漏れ対策にも役立ちますので、積極的に取り入れてみて下さい。