排尿後尿滴下(ちょい漏れ)の原因と治療方法

排尿後尿滴下(ちょい漏れ)の原因と治療方法

排尿後尿滴下(ちょい漏れ)の原因と治療方法

トイレでおしっこをしっかり切ったはずなのに、トイレから出て数歩歩くとおしっこがポタポタとたれ、下着がジワ〜っと濡れる不快感を味わう。そんな悩みを持つ中高年男性が増えています。

排尿後尿滴下」という言葉をご存じでしょうか?難しそうに見えますが、いわゆる「ちょい漏れ」、「ちび漏れ」で、おしっこが終わった後で尿がしたたり落ちる症状のことです。

今回は、「排尿後尿滴下の原因と治療方法」についてご紹介します。

終わった後のちょい漏れ「排尿後尿滴下」

「尿漏れ」というと中高年女性に多いということは知られていますが、男性の尿漏れも50代以上の3〜4割が経験しているといわれています。

排尿後尿滴下によるちょい漏れ

排尿後尿滴下で漏れる尿量は、ほとんどが1〜5ccという僅かなものです。とはいえ、時間が経つと臭いが気になったり、ズボンが濡れてしまったりすることもあります。特に頻尿の場合は、少ない量でも回数が多くなるため、臭いなどで辛いことになります。そのため、人知れず悩みながら尿漏れパッドなどを着けて凌いでいる方が多くいらっしゃいます。

尿溜まりスポット

「ちょい漏れ」の原因はいったい何でしょうか?
 
男性は、尿道が16〜20㎝と長いため、もともと尿を出しにくい体のつくりです。膀胱から伸びている尿道は、途中2回曲がっていますが、その一回目と2回目のカーブの間が尿の溜まりやすい部分になっています。

おしっこに勢いがあるうちは、尿は溜まらずに全部出るのですが、前立腺肥大症などでおしっこの勢いが弱いと、途中に尿が残ってしまいます。トイレから出て歩き出すと尿道に溜まっていた尿が、チョロッと漏れ出てしまうというのが排尿後尿滴下の原因です。

前立腺肥大による尿漏れと「男性用サプリメント」

応急処置「ミルキング」

排尿後尿滴下には、とても有効な応急処置があります。「ミルキング」と呼ばれ、排尿の後で陰のうの裏側から先端までを牛の乳を搾るようにしごいて、溜まっている尿を押し出す方法です。これだけで、ちょい漏れがかなり改善しますので、まずは試してみましょう。

もし「ミルキング」をしてもちょい漏れが治らない場合は、前立腺肥大症が進むなどして膀胱に残尿がある可能性を考えましょう。この場合は、出来るだけ早く専門医を受診し、原因をはっきりさせて治療をすることです。

前立腺肥大症の治療

前立腺が肥大して尿道を圧迫することから、尿が出にくくなっていくのが前立腺肥大症です。初期症状は頻尿や、排尿後尿滴下です。個人差がありますが、悪化すると腎臓疾患につながりますし、前立腺がんが隠れている事もあるので、症状が気になるようなら一度病院を受診して治療を始めましょう。

前立腺肥大症による排尿後尿滴下の治療


前立腺肥大症の治療は、前立腺の筋肉を緩めて尿道の圧迫を軽くする薬や、男性ホルモンの作用を抑える薬を使った薬物療法がまず行われます。そこで十分な改善がみられない場合には手術を行うこともあります。

症状が軽く、病院に行くほどでもないという場合には、ノコギリヤシのサプリメントを試して経過をみるのもよいでしょう。

「ちょい漏れ」は治る

今は消臭効果の高い男性用の尿漏れパッドが何種類もお店で売られています。それを使えば当面はしのげますが、何もしないでいると徐々に悪化していくことも考えられます。

排尿後尿滴下は適切に対処すればほとんどが改善する症状ですので、歳だからと諦めたりせず、積極的に治療に取り組んでいきましょう。